包丁を研いで、妻の帰りを待つ #2

私は料理が苦手で好き嫌いも多い。

それなのに周りは「いろんな料理ができる」と勘違いしている。

おそらく、クックパットで知った料理方法を紹介していたからだろうか?

あいつはいろんな料理方法を知っているから、

料理は上手なのだろうと勘違いされている。

私の本意は、料理方法を紹介するから作って欲しい!である。

 

私は刺身が生臭くて食べることができなかった。

しかし、職場の付き合いで船釣りをするようになり、

釣った魚を食べるために捌かなければならない。 

職場の方に、釣った魚の捌き方を教えてもらい、

YouTubeで捌き方の動画を見たときに、

その手捌きの素晴らしに魅了された。

一切の無駄もなく、捌いていく。

 

綺麗だな~

 

なぜか、切れ味の良い包丁に研いでみたいと思うようになった。

リンゴの皮すら剥けないような、

そんな包丁の扱い方を知らない素人が包丁を研ぐ!

研ぎ角度は15度!それは承知しているが、

手元が不安定だから、「刃が着く」どころか研ぐほどに刃が剥がれていく感じ。

 

前回、妻の帰りを待っている間に包丁を研いだが、

絶対に間違いだらけの研ぎ方だったろう。

妻の反応がイマイチだった。

 

そんなワケで購入したアイテム。

様々ある砥石は様々あるようで、入門者には丁度良さそうな

シャプトン 刃の黒幕 オレンジ 中砥 #1000

シャプトン 刃の黒幕 オレンジ 中砥 #1000

 

 

研ぎ角度を維持するための必須アイテム?

清水製作所 庖丁とぎ角度固定ホルダー スーパートゲール

庖丁とぎ角度固定ホルダー スーパートゲール

 

そしてなんだかよくわからないけど、レビューを読んで購入した

スエヒロ セラミック 修正砥石 中~仕上砥石修正用

スエヒロ セラミック 修正砥石 中?仕上砥石修正用 WA300 No.0305?SS

 

以上、アイテム3品。

数日前に届いたが、妻に見つかるといけないので隠しておいた。

妻が寝静まったのを確認してから、包丁を取り出す。

 

先ずは出刃包丁。

先日、鯛を捌いたが、納得できる切れ味ではない。

体調48cm手応えも良く、秋の空にキラキラと桜色の肌を輝かせていた。

刺身にしたけれど、YouTubeのように綺麗に捌くことができなかった。

 

出刃包丁が厚すぎて、 スーパートゲールがはまらない!

仕方がないので、魔の手で曖昧15度の角度で研いでみる。

ムラのある研ぎ方が一目瞭然で刃が着く以前の問題。

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スーパートゲールを、強引にはめて研いでみる。

角度が固定されるから楽チン!

なんか切れそう・・・

刃が着くってこんな感じ?

 

出刃包丁、二本目も素人仕上げで研ぎ終わり、

練習に、妻が使っている三徳包丁も研いでみる。

時間は午前1時を過ぎている。

 

切れそうだな~

何か切ってみたいな~

 

!!!!!!

 

指を切った。

スパーっと結構な切れ味だった。

ポタポタと滴る血を見つめてしまう。

 

翌朝、妻に報告したら

YouTubeの動画の人は板前さんだよね?

包丁の切れ味の前に、料理の腕前が違うでしょ?

 

確かにそのとおり。

鯛が綺麗に捌けないのは包丁の切れ味だけではない。

 

職場の釣り仲間にいつも言われるのは、

釣ったらすぐに血抜きして、氷の入ったクーラーボックスで保存。

帰宅したら内臓を取り除く。

釣り上げた瞬間から魚料理は始まっている。

 

釣った魚は生臭くないし、新鮮で美味しい。

それで釣った魚は刺身で食べるようになったし、

船釣りにもついていく。

 

切れ味の良い包丁で釣った魚を料理して、

妻の帰りを待てるようになりたいもんだ。