2016年1月23日
寒さも少し厳しくなり、もうそろそろ沼の氷も張りだしたでしょう~と期待をしてワカサギ釣りに行ってきた。
5:00に釣り仲間3名で出発。釣り場まで約60㌔!路面凍結の恐れありなので焦る気持ちを抑えながら車を走らせる。今年の冬は暖冬で積雪もなく氷も薄くワカサギ釣りはまだ微妙な感じで、車内では氷が割れて落ちたときの対応と心得について話が盛り上がるけれど、落ちたことがないので誰もそんなことはわからないしライフジャケットも持ってきていない。落ちて朝刊の死亡記事にならないようにしようと祈るばかり。
釣り場付近のコンビニで食料を買い込むついでに、コンビニの店員(おねえさん)からワカサギ情報を伺ってみる。
「今年はワカサギ釣りには来ているみたいですか?」
「いえ、まだですよ。今年はお客さんが初めてじゃないですか?」
「そうなのですか・・・沼の状態はどんな感じかわかります?」
「二日前は凍っていませんでしたよ。湖でしたね」
「今日は無理かな・・・」
その質問に店員さんは「おそらく、だめでしょうね~」の笑顔で答えてくれた。
釣り場が近くなり、そろそろ沼が見えるころ。まだ夜明け前で辺りはまだ暗けれど、いつもなら氷の上に貼られたテントの灯りが見えるのだけれどひとつもない。
駐車場へ到着すると車が1台いて、50代後半の方3名が釣りの支度をしている。
「ワカサギ釣りに来たのかい?」と聞かれ、そうですと答える。
「今日は氷の状態は大丈夫なのですか?」と質問すると「行ってみなきゃわからないし、割れたら落ちるだけだ!ワハハハハ」楽しそうに答えてくれたが笑えなかった。
私たちはとりあえず沼まで行ってから決めようと、車から荷物をおろし沼へ向かった。沼に到着する頃には夜が明けていて、すでに先程のグループはテントを貼り釣りはじめていたのでこれなら大丈夫だろうと氷の上を恐々と歩いていく。
歩くと下から水が染み出てくる。水深5mくらい。
どこに穴を開けようかな~
「そっちにいくな!」と先程の釣り人が叫ぶ。良く見ると雪が湿っている。
氷が薄い証拠だ。さらに良く見ると薄い場所があちこちにある。ヤバい・・・
ドリルで穴は直ぐにあいて、氷の厚さは20cm未満だった。
沼には私たちと釣り人達の6名だけ。
「あまり密集するなよ」と先程の釣り人が叫ぶ。
せっかくここまで来たのだから釣っていこうと覚悟を決めテントを設営する。
あの釣り人がいなければ絶対に帰ったな。と話しながら釣り始めると、シーズン初だから?釣れる!釣れる!釣れる!入れ食い状態!しかも8~10cmはある良型だから手応えもあって楽しい。来てよかった~
大丈夫だと分かれば、楽しむしかありませんw
氷が 薄い~ってのは最初だけで、釣り始めたら気にならなくなりました。
9:00頃になると他の釣り人もやってきて騒がしくなる。釣果も3名でそれぞれ100匹は超えていて、まだまだ釣れる感じだけれど同じ姿勢で腰が痛くなってきたので、テントの外に出てみると15貼ほどのテントがあり、天気も良いので外で釣っている人もいた。氷が薄いのにこのポカポカ天気で大丈夫かな?と思ったけど、「割れたら落ちるだけ」と目先の快楽を優先した。
天気は最高!この天気があとで大変なことに・・・
ご満悦のT氏
釣果を上げるI氏
13:00頃になると風が出て、気温が下がり始めるので釣りは終了する。それに300匹くらいは釣っているので釣り飽きてくる。そんなに釣ってどうするの?と思うでしょうが、ワカサギはスーパーなどで買って食べるほどじゃないけれど、頂けるのなら頂きますレベルの魚なので、ご近所さんとかにおすそ分けすると喜ばれる。それに釣りたては新鮮なので天ぷらにするとフワッとして美味しい。
おすそ分け後の画像。Ziploc中サイズで3.5袋分ありました(数は数えてませんw)
テントを片付け帰ろうとしたが、岸付近の氷が溶けていて渡ることができない。ソリも重いので割れて落ちる危険がある。どうしようと考えていたら、T氏がソリを引いて強引に岸へ渡ってしまった。ソリは沼に沈みながら渡り切ったが、氷が割れてしまい岸へ渡れなくなった。飛び跳ねるしかない!I氏は助走をつけたつもりだろうが親父の助走なんて早足程度にすぎない。しかも割れそうな氷の上をドタドタと走ったものだから氷が割れ左足を大腿部まで沈めてしまったが、残った右足でふんばり岸へ上がった。岸ではI氏は「つめてー」と叫ぶ。車のキーは私が持っている。
私はどうしたらいい?
周りをみると2M位離れたところに誰かが歩いた足跡を見つけ、無事に渡ることができた。
ワカサギ釣りには少々、早かったかなと思ったが、
明日(1月24日)もワカサギ釣りの予定が入っているのであった。