春も間近。
雪で折れた倒木の片付けです。
春の雪は水気があり重いため木が折れ、
農家ではビニールハウスが潰れたりと被害がでます。
私は林業の知識があまりないので、立木を切り倒すのは危険で出来ませんので
倒木を薪用に玉切りにするだけです。
林業専門職者は、木の管理=山の管理なので知識は豊富で話をすると飽きません。
この日は松だったので、チェンソーで切ると松の香りがします。
ちなみに杉の香りもいいですね〜
花粉症の方には辛いでしょうが、木や草花の香りは心が癒されます。
チェンソーの取り扱いは簡単にみえますが細心の注意が必要です。
特にチェンソーの刃(ソーチェン)の目立て(刃の研ぎ方)はとても難しく、
目立てが良ければ木屑が鰹節のようになりますが、目立てが悪いと粉状態になります。
また、両方を均等に目立てないと切り口がカーブを描いてしまいます。
未熟な私は、ガイドを使って目立てています(本当に難しい)
切れ味の悪い包丁は手を切るように、チェンソーも切れ味が悪いと無理に木を切ろうと力を入れるので、勢い余って足を切ることもあります。
最も危険なのはキックバックで、バイクに例えればハイサイドのようなもので
もうこれは防ぎようがありません。
丸太も注意しないと、切り込んで行くうちに丸太に刃が挟まれて抜けなくなります。
このようなことは経験を積んでいくことで習得できます。
山の作業は危険を伴いますが、自分の身は自分で守る!
そういう緊張感と、自然の美しい風景とゆっくりと流れる時間に、
日常とは違う体験ができてリフレッシュになります。
映画「Wood job」程ではないですが、
歳を重ねるごとに、山の暮らしが好きになっています。