引きこもりの友人を信用して、クレジットカードを預けた結果

高校以来の友人がいます。

彼は東京でIT関係の会社を経営?していましたが、30代中頃にミスで訴訟となったようで、和解金を両親が支払い解決したようです。それから彼の会社は倒産し、地元に戻り彼の親の店を手伝いながら小遣い(給料)を貰い、自称「プロの引き籠り」となりました。

 

彼はプロの引き籠りのため、ネットワークを通じ、ありとあらゆる情報と知識を取り込みます。彼に依頼すれば、欲しい商品の情報や最安値をリサーチしてくれます。

もちろんIT関係の仕事をしていたのでPCの知識も豊富です。

 

しかし、彼の話は上から目線でクドイ!話が一歩的で長い!

そのため用事は殆どがメールで、余程の事が無い限り彼に会いに行きません。

 

彼は独身で自宅住まいの引き籠りなので月10万程度の給料(小遣い)でも十分に生活できます。しかし、所得証明も無いためクレジットカードが作れません。

2年ほど前にネットで買い物をしたいので私のカードを貸して欲しいと頼まれました。

彼は引き籠りながらも常識の範囲内の生活をしていたし信用していたので、毎月1万程度の支払える範囲で使用するという約束をして貸してしまいました。

 

先月、クレジット会社から「高額な買い物が続いていますが、心当たりがありますか?」と連絡が入り、彼に確認したところ店の商品を仕入れている。必ず返すから大丈夫ということで了解しました。

 

今月に入り、彼に些細な事でウンザリするくらい罵られました。もう、友情もここまでしようとクレジットカードを完済し返すように伝えたところ様子がおかしい。

今まで、私宛てに届いていたクレジット明細は信用していたので未開封でしたが、確認したところ、カードで85万の買い物をしていました。しかもリボ払い。

 

はぁ?

信じられない。

 

彼の自宅へ行きますが、彼は今忙しいからと取り合いません。

店に出向いて、彼の父親に事情を説明して支払いをするようお願いしました。

彼は月々2万円のリボ払で滞納はしないから大丈夫だといいます。

父親の店も不景気で、彼は数か月前から給料を貰っていません。

そして彼は「貯金もあるから安心してくれ」と残高158,000円の通帳を見せてくれました。

もう、眩暈がしてきました。

その後も彼は言い訳をしますが、どれも支離滅裂で怒で身体の震えが止まりません。

 

父親に内緒で店の商品を仕入れたこと。

収入が無いにもかかわらず、85万の借入れをしてリボ払いにしたこと。

今回の件で謝罪の一言もなかったこと。

彼は必死に言い訳をしますが、彼を信用できる要素がひとつもありません。

 

唯一の救いは、彼が使い込んだと認めたことだけでした。

カードを預けていたし、クレジット会社の問い合わせにOKをしたので、彼に知らんふりされたら被害届を出すしかないなと覚悟をしていました。

 

4日経過しましたが、彼からは一切の連絡はありません(もちろん謝罪はなし)

それに彼と話をしても解決しそうにないので、彼の父親と返済の話を進めています。

 

彼の考えることはいつも正しく、話すことはいつも正論でした。

少なくとも私にはそう思えたのです。

しかし、彼の考えや話は正論でも、彼の正論は社会では通用しません。

引き籠りの彼は、社会では未熟で経験不足で通用しないのです。

そのことは私も以前から気付いていました。

引き籠りでニートという立場をわきまえ、人に迷惑をかけず彼の狭い部屋(世界)で生活していれば良かったのです。

 

クレジットカードを渡した私にも非はあります。

クレジット会社より何らかのペナルティはあるかもしれません。

 

彼の信用は崩壊しました。

彼のいう正論のような考えも話も、もう私には通用しません。

裏切られた怒り・・・自己中心の彼には理解できないでしょう。

 

彼は社会の厳しさを知る必要があります。

彼に世の中の厳しさを教えなければ同じことを繰り返すでしょう。

ただ、彼の両親が不憫でなりません・・・

 

 

 

追記

彼の父親と話し合い、クレジットカードは停止しました。

一月前に転んで頚椎を痛め薬の影響なのか、精神不安定な状態だということです。

もし、月々の支払いが滞るようであれば、彼の両親が一括支払いをするという約束で、今後は彼に強い責任感を持たせるために、仕事をして返済をするように少し様子をみようということになりました。

85万円を2万円のリボ払いだと完済まで4年はかかります。

何故、私が彼の自立への成長を見守らなければならないのかわかりません。

ただ、この日記を書いているうちに少し冷静になり、彼を見捨てるのはいつでもできるような気がして、少しだけ彼の成長を信じるのもいいのかな?そんな気がします。

このお人よしが仇となるかはわかりませんが、

それでもね・・・

友達だから・・・ 

そこが大切なところかな・・・

 

そこへ、彼から「毎月、延滞無く返すから安心して下さい」とメールが届きました。

私は立会人と暴力沙汰にならないようにと妻を同伴しました。

そのことも癪に障ったようです。

彼は自分のしたことを理解していないようです。

やはり今後は友達関係は無理だと感じます。

もう、彼のことを心配するのはやめます。