サクランボが収穫の時期となり、親戚でサクランボ観光農園をしているので収穫の手伝いに行くことになりました。農家は高齢化となり、梯子に上っての収穫は大変です。
私はサクランボの収穫は小学校の頃から手伝っていたので慣れたものです。
サクランボは梅雨の頃が収穫時期で、雨にあたると実割れを起こし栽培がとても面倒で、冷蔵や冷凍での保存ができないデリケートな果物です。それに同品種のサクランボだけだと実がつかないので、異なる品種の樹を混在させて栽培しなければなりません。
我が家でも以前は栽培していましたが、あまりにも面倒なので辞めました。
サクランボはヘタの根元を指で摘まみ、実を手のひらで包み込むようし、来年の芽を傷つけないように注意して摘み取ります。
赤で囲んだ部分が来年の芽です。
6月下旬から週末になると手伝いに行ったのですが、その日は雨除けのビニールハウスの屋根が強風で飛ばされ、その修復作業を手伝うことになりました。
高さ10m?ビニールハウスに上がるのは初体験です。躊躇する私に「無理はするな」と言い、70歳になる親戚は梯子を上りパイプを渡り作業を始めます。
風に飛ばされて剥がれてしまったビニール。
矢印のレールを踏み外すと落ちます。
とりあえず上がろうか・・・
慎重に踏み外さないように上がります。
幅20cmの雨どいのパイプが足場で、下を見ると怖くてパイプに捕まり、
ほぼ四つん這いでの移動ですが、親戚はスタスタと普通に歩き移動します。
なんとか二本足で立つと景色がいい。
高さに慣れてくると移動もでき、作業もできるようになります。
飛ばされたビニールをかけ直し、ロープで押さえます。
結構、きつい作業で汗がでます。
70歳の老人にはきつい作業だろうな・・・
この日は一日かけて屋根を修復しました。
パイプを伝っての移動はマジで怖い・・・
修理完了
翌週もまた屋根の修復ですが、高さにも慣れて作業もわかってきたので仕事がはかどり、親戚も「助かるな~」と言ってくれます。
ビニールハウスの屋根はどうやって張るのだろ?と前から思っていたので、屋根の修復はそれほど苦ではありません。それに、今年は病気で倒れ栽培を断念した親戚もいたので、少しでも力になればと思っていました。
佐藤錦を綺麗に並べて箱詰め。
紅てまり 肉厚で甘みと程よい酸味でおいしい。
日本の農家の殆どが高齢者で後継者不足という問題を抱えています。
企業による農業参入もありますが成果はいまひとつのようです。
すでに農村では土地主が離れ、田んぼや畑が放置され荒れ果てています。
もうあと10年もすれば日本の農業は滅びてしまうのかな?
食料は全て輸入になるのかな?
私や家族が食べる食料は、可能な限り自分で作りたい。
野菜や家畜などの命を育て、その命を食べることで我々が生きることができる。
そういう暮らしもいいのかな~
幸いにそれだけの土地はありますが、農業の知識がありません。
これからも親戚のお手伝いをしながら農業を学び、
安心して食べることができる野菜や果物を育ててみたいなぁと思っています。