ホタテ作業船で鯛釣りをしてきました。
この日はホタテに付着した汚れを取り除く洗浄作業で、
その汚れ(エサ)を食べに鯛が集まってくるのです。
ホタテ作業船は釣り船ではないので、紹介してくれる人がいないと無理。
しかも、大物が釣れるから乗船したい人は多いのです。
作業船は普段は2名が限界ですが、今回は職場の釣り仲間4名が乗船できるとのことで、みんな大喜び。
9月9日(土)朝5時に出港ということで、釣り仲間(K氏)と二人で、
9月8日(金)に仕事を終え、トレーラーで陸奥湾に向かいます。
漁港の近くのコンビニに大型車駐車場があり、許可をもらい駐車&トレーラー泊。
かなり寛大なコンビニで、翌日の夕方まで駐車させてもらえます。
コンビニでお酒と摘みを買い込み、K氏と大漁祈願で乾杯。
いいオヤジが二人で霊感の話で盛り上がり、0時頃に就寝。
毎度のことだけど、寝つきの良い私はすぐに爆睡し、K氏は興奮して眠れなかったそうで、遠足前の子供みたいです。
9月9日4時 起床。
すでにコンビニに釣り仲間T氏とI氏が到着し、釣りの準備をしています。
コンビニでコーヒーと食料を買い、トレーラーを切り離し漁港に向かいます。
ここのコンビニって本当に便利で助かります。感謝、感謝。
出港前、今日は絶好の釣り日和。
いよいよ出港。ワクワクですね~
夜明けの陸奥湾。波も穏やか。
5時 作業船 出港
釣り仲間4名と紹介人のH氏、作業の親子2名の7名が乗船。
作業場に到着しホタテの洗浄が始まります。作業の手際がいい。
他のみんなが釣り始めますが、釣りの下手な私はモタモタし出遅れます。
が!キター!!!!
竿がグーンとしなり、巻き上げ・・・プッツン・・・
ドラグがキツイ?針を結んでいるとプッツン。
ノシから上げてホタテを洗浄し、また海中へ戻します。
この、小さいツブツブは貝かな?を食べに鯛が集まってきます。
実は数日前に「ラインは新品を巻いた方がいい」と忠告されていたにも関わらず、
去年は一度も使っていないから大丈夫!と交換しなかったんです。
ラインはアオリイカヤエン2号。
手で引っ張るだけでプッツン・・・
もう、海の上じゃどうしようもありません。
しかも紹介人のH氏に「2号じゃ細すぎる、PEを使わなきゃだめだ」
なんて言われて「今日の釣りは終了~」みたいな感じになります。
しかし、まだ私以外に誰も釣りあげていません。諦めるのはまだ早い。
気を取り直し、5Mほどラインを出してカットし針をつけチャレンジ!
グググ・・・
またキタ~!!!
竿がグーンとしなり、引きも強い。
ラインが細いのでドラグを少し緩めにしているので、ギュンギュンとラインを持っていかれます。作業船では早く釣りあげないと、モタモタすれば鯛が下に潜り、ホタテを吊り下げている「ノシ」に絡まりラインが切れたり、仕掛けが引っかかってしまいます。
ラインが切れないように、潜られないように巻き上げ、やっと鯛の魚影が見えました。青い海面に現れた桜色の鯛。ホント、鯛って綺麗だと感じる瞬間です。
50cmクラスの鯛を釣り上げ、これで今日はボウズにならないぞ!と一安心。
作業船は大物が沢山釣れるのでボウズの可能性は低いんですけどね・・・
私、釣りは下手だから・・・
まぐれで釣りあげました。
アタリもなく、暇だからとK氏が捌いてくれています。
しばらく釣れなくなって、気持ちもダル~イ感じになったころ
2匹目キタ~!!!
1匹目の鯛より少し小さいけど50cmクラス。
もしかして?私しか釣りあげていない。
みんな不思議に思っているだろうな~
イライラしているだろうな~
釣れて嬉しいけど、ハシャゲナイ・・・
私が竿頭?
そんなはずはなく、少しするとみなさんも次々と釣りあげます。
船頭さん(作業親子)もいろいろアドバイスをくれて、しかも的確。
鯛の行動を知り尽くしています。
「鯛釣りはしないのですか?」の質問に
「見飽きた」の返事。ホタテの方が本職ですからね。愚問でした。
作業を終えて帰港。ありがとうございました。
K氏と私の二人分の釣果。
本日、一番の大物。76cmでした。
作業は5時~13時で終了。
釣果はT氏とI氏が4匹、K氏2匹(一番の大物76cm)そして、私は3匹でした。
帰宅して、地元仲間とバーベキューをしながら、初の鯛しゃぶ。
これが厚く切りすぎて皮が残って食べづらかった。
鯛しゃぶと刺身で一杯。
刺身、焼魚、吸い物、やはり鯛は美味しい。
好きな食べ方は昆布締ですね。
また、鯛を釣りた~い。