ゆとり世代 やってみせ

4月1日、20年ぶりに所属部署で異動があり、新採用者が配属となった。

職員数100名未満の会社で、私の所属部署は課長以外の異動は全くなかった。

4月から課長代理(再雇用者で役付)と私と新採用者の3名となった。

 

彼は平成6年生まれで穏やかな性格で、頭の回転も良く覚えも早い。

しかし、なんかマイペースな感じ。

部署は人数が少ない割に仕事量が多く、それぞれ請求日が決まっている。

 

頭の回転がいいから仕事は覚えてくれるのだが、

「今日はこれで帰ります」ニコニコしながら定時で帰ってしまう。

新人だから焦って教えては酷だろうと思うのだが、

なんかこう、どこかで感じた手応えの無さ。

ああ、息子だ・・・彼は息子と同じ年齢なんだ。

言い方も雰囲気も息子にどことなく似ている。

いわゆる、ゆとり世代

 

ゆとり世代は悪いとは思わない。

息子や娘は、それぞれが思うように生きている。

安定した職に就き、つまらない仕事に人生を費やし、

愚痴ばかりの私に、幸せかと問われたら否定するだろう。

 

彼はマイペースだけど一生懸命に覚え、職場に馴染もうとしている。

一生懸命だけどマイペースな彼の姿に、

私も少しゆとりをもって仕事をしてもいいのかな?と思ってしまう。

 

やってみせ 言って聞かせてさせてみて 誉めてやらねば人は動かじ。

話し合い 耳を傾け承認し 任せてやらねば人は育たず。

やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば人は実らず。

                        山本五十六

 

先ずは私が「やってみせ」だろうな。

なんて自分に言い聞かせ、私ひとり仕事をしている(残業)

締め切りに間に合うかな・・・