結婚し、子供が生まれ実家に戻った。
しかし、父と折り合いが合わず絶えず喧嘩をしていた。
親子喧嘩をする姿を祖母はとても心配していた。
その祖母が亡くなり、自宅近くに家を建てることにした。
それから「長男が家を出るのか!」と凄い形相で祖母が夢枕に立った。
俺は長男だから、自宅は「離れ」という事にして神棚は祀らないことにした。
あれから18年の月日が流れ、実家には弟夫婦が両親と同居している。
毎年、クリスマスパーティをして、プレゼント交換をする。
今年の母からのプレゼントは「神棚」だった。
神棚は作らないという祖母との約束だったので、天照大神のお札は立て掛けて置くだけだった。それが気になって仕方なかった母は神棚をプレゼントに選んだそうだ。
クリスマスに神棚のプレゼントをもらい、クリスマスに神棚を飾り、
クリスマスに神棚を祀り祈った。
来年のプレゼントは仏像かもしれない・・・