リンゴの収穫

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11月中旬にリンゴの収穫を手伝ってきた。

リンゴの収穫は初体験で、もぎ取り方がわからない。リンゴの「ヘタ」の取り口を綺麗にして取らなければならないので無理やりもぎ取るわけにはいかない。リンゴを枝にちょっと押し込んで「ヘタ」を弓なりにするとポキッと外れるような感じで取れる。籠に入れるときは「ヘタ」でリンゴが傷つかないように横向きで並べるように入れる。なかなか神経を使う作業だ。しかもリンゴで籠が重い。 

 

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サクランボの収穫も手伝っているけれど収穫は楽しい。普通なら観光客としてお金を払わなきゃならない。しかもプロの収穫方法を学べるし、作業をしながら作物や果樹の栽培についていろいろ話が聞ける。たとえば、収穫したリンゴは「ふじ」。その中でもリンゴを紙袋で包まない(無袋)リンゴが「サンふじ」で、リンゴを紙袋で包むだリンゴが「ふじ」。太陽(SUN)に当てたリンゴだからサンふじ・・・なるほどね。

(有袋と無袋でリンゴの性質は違うのでネットで検索してみてください)

 

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農業への憧れはあるけれど、私には農業の知識と経験、技術が乏しい。こうして収穫の手伝いをしている方が気楽で、手伝えば感謝され、味見と称して果物をつまみ食いし、まさに「美味しいとことり」なのである。農家の高齢化が進んで、これからは日本の農業はAIが引き継ぐのかなぁなんて思いながら手伝っている。高齢者と言えどめちゃくちゃ働く。コツを覚えているから作業も早くて、モタモタする私を笑っている。デスクワークの私には太陽と土と草、そして楽しい会話はリフレッシュになる。

 

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リンゴの収穫が終われば干柿つくりに入る。

親戚は休む間もなく働く。

ジッとしていられない性分なんだろう。

その働く姿に、生きる力強さを感じてしまう。